月夜のひまつぶし

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【スーパーナチュラル】第9話 帰宅/ポルターガイストとウィンチェスター邸

投稿日:2018年6月7日 更新日: 閲覧数:263

【スーパーナチュラル】第9話 帰宅/ポルターガイストとウィンチェスター邸

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

今回はディーンとサムが自分達の家に戻り、そこにいる何かを退治します。
あまり移動もありませんが、出てきた地名は調べてあります。
これまで2人も特に必要としていなかったので出てきませんでしたが、初めて霊能者が出てきます。
原題は「HOME」です。
若干のネタバレがありますので、ご注意ください。

サムの夢が理由でローレンスへ向かう2人

サムに不思議な能力があることが分かる回で、実はジェシカの事件も予知夢で見ていたことが分かります。
ディーンは半信半疑、といった様子ですがサムの説得でローレンスへ向かうことに。
第1話の時にも出てきましたが、カンザス州ローレンスの場所をもう一度。

この辺り。
カンザス州は農業や牧畜が盛んなのですが、ジョンは自動車整備の仕事をしていたようですね。
劇中でさらっと、メアリーの事件が起きるまで一緒に仕事をしていた人が出てきます。
しかも、共同経営していたらしい、ということも分かりました。
メアリーのことがあってから、ジョンがどのような様子だったかも、少しだけ語られています。

ディーンとサムには関係ないのですが、彼らの家に今住んでいる家族が引っ越してくる前に住んでいた場所について。
ウィチタから来た、ということが明言されています。
スマホゲームのアズールレーンをプレイしている人なら、重巡洋艦のウィチタを知っているでしょう。
アメリカは軍艦の名前に地名をつけることが多いですよね。
ともかく、ローレンスからの経路検索で見てみます。

アメリカの国土の広さを考えると、大した距離ではないように見えます。
日本だと隣の県、もしくは隣の隣の県に引っ越したくらいかなと思います。
それでも、まだ小さな子供を2人抱えたシングルマザーが、新しい生活を始めるには心細いこともあるのではないでしょうか。
そんな状況の中、今回の事件が起こったのですから、めちゃくちゃ怖かったでしょうね……。

ポルターガイストという現象

今回は、ポルターガイストで様々なことが起こります。
さすがに、ポルターガイストは有名なので、何となくでも分かっている人のほうが多いかと思いますが、ちょっとだけ。
ポルターガイストという言葉自体は、ドイツ語から来ています。
意味は「騒々しい霊」です。
誰も触っていないし、地震が起きているわけでもないのに、物が勝手に移動する。
電気がついたり消えたりする、扉が勝手に開くなど、実際に起きたらものすごく怖くなるようなことが起こります。
誰も何もしていないのに音が鳴る、ラップ音もポルターガイストの一種として分類することもあるようです。

ポルターガイストが起こる理由には、いくつかあると言われています。

  • 今回のように霊がやっているという説
  • 精神的に不安定な思春期の少年少女がいる近くで起こることが多く、彼らが無意識に念動力によって起こしているとする説
  • 思春期の少年少女の近くで起こることが多いため、彼らのイタズラであるとする説
  • 勘違いしているだけ、という説
  • 建物の建築不良のせい、もしくは何らかの理由で起きている振動のせい、という説

勘違いについては、本当にありそうですよね。
勘違いしているだけでも、本人がそう思い込んでしまったら、認識を正すのは難しい気もしますから。
イタズラも、建築不良もありそうです。
ですが、それら以外の理由、超自然的な理由で起きているものも、あると思っていた方が楽しい気がします。
科学が進歩した、とは言っても万能ではありません。
まだまだ、私達の理解できないことがある、と思っている方が面白いと思うのです。

冷蔵庫のロックについて

shadowfirearts / Pixabay

劇中で、下の子供がジュース大好きだという話をしながら、冷蔵庫を開け閉めするシーンがありました。
その後、ポルターガイストのせいで勝手に冷蔵庫が開いてしまいます。
どちらのシーンでも、冷蔵庫の扉にはロックがかかっていました。
子供が勝手に開け閉めしないよう、ということなのだと思いますが、あまり見たことがなかったので珍しいと感じながら見ていました。
小さな子供がいる家庭では、日本でも一般的に使われているものなのでしょうか。
少なくとも、うちの家では使っていなかったので、どうなんでしょうね。
冷蔵庫の中に勝手に入ってしまう、ということもないとは言えませんし、あった方が良さそうです。
ロックする際、簡単に開け閉めできないと面倒ですが、劇中で使われていたものはそんなに手間ではなさそうでした。
便利なものがあるものです。

余談ですが、吹き替えだとジュース好きな子供の話の時、ビタミン不足にはならない、と言っています。
字幕ではそこまで詳しく書かれていませんが、どうも本来は壊血病にはならない、と言っているようですね。
壊血病は、ビタミンCの欠乏によって引き起こされる病気で、船乗りたちの命を多く奪ってきました。
昔は保存技術も低くて、新鮮な食料を積むことができませんし、原因や対処についても分かっていませんでした。
今では理由も対処法も分かっていますので、ほとんど見ないのではないでしょうか。
ビタミンCを適切に摂取していれば防げるし、発病しません。
劇中のジュースが何のジュースかは分かりませんが、ビタミンCが足らなくなることはなさそうですよね。

地下室について

今回のepisodeのおかげで、第1話冒頭で少しだけ出てきた、ウィンチェスター邸がその後どうなったのかが分かりました。
結局、改築されて人が住んでいたようですが、地下室に家族の写真が残っていたのが分かります。
アメリカの一軒家には、地下室があることが多いように思いますね。
あれだけ面積が広い国に住んでいるのに、スペースを有効活用しているんでしょうか。
日本は国土が狭いんですから、もっとあっても良さそうなんですが。

不思議なので少し調べてみたところ、どうも日本の気候と過去の法律が関係しているようです。
日本は全体的に湿度が高い、という特徴があります。
同じような気温でも海外だと乾燥しているので、ここまで暑く感じない、なんていう話を聞いたことがあります。
湿度が高ければ、当然カビが発生しやすいですし、食品も腐りやすくなります。
地下室は風通しが悪いものですから、日本で地下室を作るとカビを防止するのが大変なのでしょう。

また、平成元年に改正されるまで、建築基準法によって地下室を作ることが禁じられていたそうです。
そういう理由なら、普及していないのも当然かもしれませんね。
しかも地下に部屋を作る方が、地上で2階を作るよりコストがかかるそうです。
法改正されても、コストがかかって湿度の問題があり、今まで馴染みもなかったのですから、なかなか増えないのも頷けます。
海外ドラマ好きとしては、地下室のある家にはちょっと住みたい気もしますが、まだ難しそうです……。

最後にひとこと

今回、ラストシーンでついにジョンが登場します。
過去の回想以外では、初めての登場です。
携帯の留守電くらいでは出てきましたが、姿を現すのは初でした。
さらに、霊能者ミズーリの言葉によって、サムの能力の強さも分かります。
が、しかし。
サムが霊の気配について能力を示すのは、この後なかったように思います。
あったかもしれませんが、印象に残っていない程度なので狩りの役に立った、ということはないんじゃないでしょうか。
せっかくの能力なので、活かしていって欲しかったですね。

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