月夜のひまつぶし

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【スーパーナチュラル】第5話 鏡の中の真実/血まみれメアリーとガラス産業の都市トレド

投稿日:2018年6月3日 更新日: 閲覧数:614

【スーパーナチュラル】第5話 鏡の中の真実/血まみれメアリーとガラス産業の都市トレド

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

有名な血まみれメアリーがテーマのお話です。
今回も、2人が訪れた場所のこと、ストーリーに関わるキーワードについて調べ、考察していきます。
原題は「BLOODY MARY」で、かなりストレート。
日本語タイトルはネタバレ回避にはいいですね。
例によって、ネタバレは多少含みますので神経質な方はご注意ください。

メアリーが現れた場所、殺された場所

今回、ディーンとサムは血まみれメアリーについて調べていきます。
子供の悪ふざけで呼び出されたメアリーのせいで人が亡くなっており、これがきっかけで2人が調査に乗り出します。

というわけで、まずは事件の起こったオハイオ州トレドを訪れる2人。

トレドがあるのはこの辺りです。
工業都市であり、特にガラス産業が盛んで、自動車のフロントガラスやウインドウなどで発展しました。
トレド美術館におさめられているガラスのコレクションは世界でも有数の立派なものです。
今はその勢いも衰えてきているようですが、こういった背景があるから今回のエピソードの舞台に選ばれたのでしょうか。
今の鏡は、ガラスを加工して作られているので、ガラス産業の都市が舞台であるというのは、関係性を考えずにはいられません。

色々と調べていくうちに、どうやら血まみれメアリーはこの地域の人ではなさそうだと判明し、移動となります。
移動してきたのは、インディアナ州フォートウェイン。

この辺りです。
全く関係ありませんが、空耳で「ポートワイン」と聞こえてしまい、検索しても出てこなかったので見直しました。
フォートウェインです。
何故、ポートワインで信じてしまったのかは、自分でも不思議です。
インディアナ州最大の都市はインディアナポリスですが、そこに次ぐ規模の都市です。
博物館や大学などがいくつもあり、州北東部の文化的中心地と言えます。

トレドからフォートウェインまでは特に移動のシーンなどはありませんでしたが、距離感が分かりませんのでルート検索しました。

そんなに遠くないようです。
車で2時間近くかかるので近いわけでもないんですが、これまでのことを考えると近く見えてくるのが恐ろしいですね。
ディーンが遺体安置所で身分を偽った時に言っていた、コロンバスという地名もこの地図の右下に見えています。
コロンバスは、オハイオ州最大の都市です。
トレドも昔は同じくらいの規模だったということですが、少しずつ人口が減少して今は州内で4番目の都市になっているそうです。

今回は、比較的移動距離が少ないと言えますが、それでもトレドとフォートウェインで往復4時間くらいかかっているはずです。
2人は慣れているんでしょうが、なかなか大変ですよね……。

怪談の定番、血まみれメアリーについて

BarbaraALane / Pixabay

今回のエピソードは血まみれメアリーのお話です。
怪談、都市伝説としてよく聞かれる話の1つで、共通しているのは「髪の長い女性が血まみれのドレスを着て現れる」ということです。
劇中でサムが「50くらい説がある」ようなことを言っている通り、バリエーションが豊富です。
日本で有名な口裂け女やトイレの花子さんもそうですが、都市伝説というのはバリエーションが豊富になるものです。
口伝えで人から人へ広まっていくので、話し手が付け加えたものが広まることも少なくないですから。
血まみれメアリーも同様で、名前がメアリーではなくマリーだったり、名前を呼ぶ場所は家の中の鏡ならトイレでなくても良かったり、車のバックミラーでも良かったりと、様々なバリエーションがあります。

劇中では「トイレの鏡の前で名前を3回言うと、メアリーが来て目玉をくり抜く」と言われていました。
他のバリエーションを見てみると、メアリーが来ると発狂する、死ぬ、気絶するなど、死なないパターンもあります。
何にしても、ろくなことになりません。
呼ばないのが1番です。

そういえば、カクテルの名前で「ブラッディマリー」というのがあります。
名前もそのままなので、都市伝説の血まみれメアリーと関係があるのでは、と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、カクテルの方はイングランド、アイルランドの女王であったメアリー1世がもとになって作られたものです。
つまり、都市伝説になっているメアリーとは関係ありません。

ディーンが調べ物をしていたNCICって何?

アメリカでは一般常識なのかもしれませんが、私達にとってはよく分からない言葉というのはいくつも出てきます。
海外ドラマを見ていると、そんなことはたくさんあるので特に気にしていない、という方も多いでしょう。
私は気になったら流せない性格なので、調べてみました。

当然ながら、NCICというのは略称であり、正式には全米犯罪情報センターです。
英語で書くと、「National Crime Information Center」となるので、それぞれの頭文字をとってNCICというわけです。
日本語で正式名称を書くと、何となくの想像はつきますね。
アメリカ全域で発生した様々な犯罪情報を登録し、それを照会できるように作られました。
FBIが管理しているようです。

構築されたのは1967年。
当時のFBI長官、ジョン・エドガー・フーヴァーの指示下で構築されたその目的は、様々な法執行機関の情報共有促進でした。
各州の警察、保安官事務所などの法執行機関、自動車局のネットワークに相互接続されています。
ここで疑問なのが、これは一般公開されているのかどうかです。
ディーン達のことですから、ハッキングも普通にやりそうですが、どうなんでしょうか。
検索すると簡単にNCICのサイトが見つかりますが、一般公開されているならそこから何かしら検索など可能なのではと思います。
英語のサイトですし、英語は苦手なのではっきりしませんが、見る限り一般公開されているものではないようです。
各地域の出先機関端末からの参照は可能ということですが、ディーン達はモーテルで調べ物をしているように見えました。
ということは、やっぱりディーン達はハッキングしたのかもしれません。
何となく、ディーンはそういうの苦手そうなイメージがありますが。

ちなみに、2億ドルちかいコストをかけて構築され、プログラムの改良も日々行われているようです。
さらに改良、システム更新するのに20億ドル必要だという試算があるらしく、犯罪捜査のためとは言え予算が大変そうだなとおせっかいなことを考えてしまいました。
こういうところでケチるとろくなことにならないので、きちんとしていただきたいものです。
アメリカの話なんですが。

今回のキーアイテム、「鏡」

スーパーナチュラルシーズン1 第5話より

今回は、鏡の前でメアリーを呼び出しているところからして、鏡がキーアイテムとなっています。
2人の調査の結果、メアリーは鏡にとらわれていて、鏡が移動したのにあわせてトレドにやってきたことが判明しました。
そもそも、鏡は昔から不思議な力があると考えられています。
それは日本だけではなく、アメリカでも同様だったようで劇中でもサムが色々と話しています。
日本から遠く離れた地域でも、日本と同じように鏡が割れると不吉だと言っている、というのはとても不思議ですね。

画像は劇中でメアリーがとらわれていた鏡ですが、豪華なアンティークなのに割られてしまいます。
アンティークショップの中では、夜中に侵入しているせいでずっと暗いままで、細部の確認は難しいのが残念です。

とりあえず、メアリーの動きを見ていると某貞子さんを思い出してしまいますね。
アメリカでも2002年にリメイクされていますから、ドラマ放送当時もまだまだ記憶に新しかったのかもしれません。
鏡にチラチラ映るメアリーは、本当に怖かったです。

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