月夜のひまつぶし

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【ゲーム・オブ・スローンズ】登場人物解説−バラシオン家−

投稿日:2018年6月16日 更新日: 閲覧数:2

【ゲーム・オブ・スローンズ】登場人物解説−バラシオン家−

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

スタニス・バラシオン

ロバートの弟。
あまりロバートと仲が良いわけではないようです。
むしろ、自分が統治させてもらえるはずだったバラシオン家本来の本拠地、ストームズエンドをレンリーに与えたロバートに対して、恨んでいた様子。
結局、統治させてもらえることになったのはドラゴンストーンでした。
元々はターガリエン家が統治しており、ロバートが反乱を起こした時にスタニスが攻め落とした城でもあります。


ロバートが亡くなった後、一旦はジョフリーが王位につくことを認めますが、メリサンドルに唆されたようなかたちで反対し始めます。
ジョフリーは不義の子であり、正統な王位継承者は自分であるとして戦を起こしますが、弟のレンリーまで同じことを言い始めたので兄弟で争うことに。
結局、メリサンドルの怪しげな魔術で弟を呪殺しますが、玉座を手に入れることなくラムゼイとの戦に負け、レンリーの仇討ちを誓っていたブライエニーに討たれました。
メリサンドルに従って娘を生贄に捧げてまで王位を求めたのに、残念な結末となってしまいます。

スタニスはレンリーと比べてあまり人望がなく、「こうすべき、こうしなければならない」といった思考の持ち主でした。
真面目というか堅物というか。
サー・ダボスを騎士として取り立てるなど、能力のある人を評価する部分もありましたが、一方で彼を罰するために指を切り落とすなど非情な面もありました。
頑固さゆえに、視野が狭かったと言えるかもしれません。

レンリー・バラシオン

ロバート、スタニスの弟。
しかめつらが多い印象のスタニスと違い、こちらは笑顔の印象のほうが強いです。
個人的な意見ですが。
スタニスがもらうはずだった領地をもらっているんですが、それで特に何か負い目を感じているという様子は見受けられません。
ただ、スタニスより人望があることは確かです。


ロラス・タイレルと秘密の恋人同士でしたが、周囲には公然の秘密も同然でした。
ロラスの妹マージェリーと結婚しますが、床入りすることなくスタニスに暗殺されます。
ブライエニーには実に紳士的に振る舞い、惚れられることに。
気付いていたかどうかは分かりませんが、ロラスに勝ったブライエニーを王の盾に任命。
スタニスよりは王に向いていそうでしたが、かなり早い段階で戦線離脱したので残念でした。

ジェンドリー

落とし子。
キングズランディングの城下で鍛冶屋として修行中です。


ロバートの落とし子で、唯一の生き残りとなる人。
ネッドが王の手に任命されてキングズランディングに来ることになったのは、ジェンドリーが落とし子だと気付き、サーセイとジェイミーの関係にも気付いた前の王の手、アリン公が病に見せかけて殺されたからでした。
ネッドもアリン公の死について調べているうちに、ジェンドリーを見つけてアリン公に何を聞かれたかなどを質問します。
そんなネッドも処刑され、ジェンドリーは「自分に質問した相手には良くないことが起こる」と思うように。
サーセイに追われて逃げ、途中でメリサンドルに捕まって王族の血が必要だからと生贄にされかけ、ダボスに逃がしてもらってようやくブラザーフッドのところで落ち着きました。
何も悪いことしてないのに、ただロバートの落とし子だからという理由で散々な目に遭う人です。
逃げる途中でアリアと知り合い、友人に。

その他のバラシオン家関係者

マージェリー・タイレル

ロラス・タイレルの妹ですが、バラシオン家に嫁いできます。
ただ、この人も嫁いだからといってバラシオン家に染まった感じはないので、タイレル家で詳しく説明したいと思います。

グランド・メイスター・パイセル

医師、薬師、教育係、王家のご意見番などを務めています。
しかし、パイセルは年の割にお盛んで、部屋に娼婦を連れ込むこともしばしば。
本来、王家を教え導く立場であるはずですが……。


サーセイに色々密告するなど、信用できない人物です。
ジェイミーに義手を作ったクァイバーンが少しずつ重用されるようになるのを快く思わず、サーセイに何度も彼のやり方は危険だと進言しますが無視されます。
最終的にはクァイバーンに殺されてしまいました。

ヴァリス

宦官の長。
誰の味方なのかいまいちよく分からない感じの人です。
後々、重要な役割を果たすことに。


ティリオンが処刑される前に逃がした人物です。
今のキングズランディングで正しい政治を行えるのはティリオンだけ、と信じている様子。
デナーリスの元へティリオンを連れて行こうとしますが、途中ではぐれてしまうウッカリさん。
また、彼が余計な気を回しすぎたせいで、ティリオンは愛する人を失ったようなものですが、そういう意図ではなかったのでまあ……。
恐らく、彼はずっとターガリエン家以外を王家と認めてはいなかったんでしょうね。
そのために長い時間をかけ、小鳥達を育てて誰よりも早く情報を得られるようにしたのでは、なんて思います。

ダヴォス・シーワース

サー・ダヴォス。
元々は平民でしたが、密輸業者として有名になり、その交渉能力を駆使して出世、さらにはロバートの反乱の際に兵糧攻めに遭っていたスタニスを救ったことで騎士に。
スタニスは彼の過去の罪を罰するために右手の四本の指を切り落としましたが、ダヴォスはその骨を幸運のお守りとして袋に入れ、首から提げているという不思議な主従。
比較的まともな感覚を持ち、玉ねぎの騎士とも呼ばれています。


スタニスが宗教にのめりこんで暴走してはダヴォスが止め、スタニスに鬱陶しがられるという関係。
スタニスの娘を自分の娘のように可愛がっており、彼女から文字を教えられて読み書きができるようになります。
ブラックウォーターの戦いで息子を失いますが、それでもスタニスが死ぬまで仕えました。
その後は、何故かジョン・スノウに仕えるように。
メリサンドルの言葉も関係しているでしょうが、何か感じるものがあったのでしょう。

メリサンドル

紅の女とも呼ばれ、予言者を自称し怪しげな魔術を使います。
「光の王」という神を信仰し、仕える女司教でもあります。
スタニスの領地へやってきて、彼らに「光の王」を布教します。


スタニスを破滅へと導いたと言っても過言ではない人。
スタニスが王になる、と予言しましたが結局は勘違いだったことが判明。
しかし、それが分かったのはスタニスが何もかも失って、その命も危うくなってからでした。
そしてあっさりスタニスを見捨てて逃げてしまいます。
実際の年齢はかなり上らしく、作中で本来の姿を見せるシーンが一度ありました。

タースのブライエニー

かなりがたいのいい女騎士。
女のくせに、と甘く見られやすいですがその腕前は本物です。
かなり強く、忠義にあつい立派な騎士。
レンリーに仕えています。


ロラス・タイレルに勝ち、本調子ではなかったとは言えジェイミーやハウンドにさえ勝利していますので、かなり強いかと。
レンリーがスタニスに殺された時、スタニスの顔をした黒い影を目撃しますが逃亡。
レンリーの仇討ちを誓いつつもキャトリンを新たな主とし、以降は彼女の命に従ってサンサやアリアを探し、何とか保護しようと努力します。
結局、ラムゼイの軍勢と戦って負け、ボロボロになっていたスタニスを見つけて仇討ちを果たしました。
レンリーには舞踏会の際に救われたことがあり、それから彼を愛していたようです。
一時期、ジェイミーと行動して不思議な絆ができました。

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