月夜のひまつぶし

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日常

紫外線にも種類があるって知ってた?きちんと理解して正しい対策を!

投稿日:2018年7月22日 更新日: 閲覧数:166

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

紫外線は肌に深刻なダメージを与えるため、最近では対策するのが当たり前になってきました。
でも、そんな紫外線についてきちんと理解できているでしょうか。
まずはそもそも紫外線って何なのか、ということから見ていきましょう。

紫外線って何なの?

紫外線は、太陽光線の一部ですが、目には見えません。
そもそも太陽光線には5種類あり、波長によって分けられています。
実は太陽光線で私達の目に見えている部分は意外に少なく、可視光線と呼ばれる部分だけです。
この他、ガンマ線、X線、紫外線、赤外線とあって、全部で5種類になります。

紫外線と赤外線は、どちらも名前の通り紫の外、赤の外にある光線です。
いずれも私達の目に見えている可視光線の外なのですが、理解するには虹を思い出してみてください。
虹は上から赤、黄、緑、青、紫と並んでいます。
この並びは可視光線の並びと同じで、赤の上に赤外線、紫の下に紫外線があるようなイメージです。
波長が長いのは赤、短いのが紫となります。
また、紫外線よりも波長が短い光線がX線、ガンマ線です。
波長の短いものから並べてみると、次のようになります。
ガンマ線>X線>紫外線>可視光線>赤外線

ちなみに、UVと略すのは紫外線を英語でUltravioletと呼ぶことから来ています。

紫外線には3種類ある

紫外線には、大きく分けてA紫外線(UVA)、B紫外線(UVB)、C紫外線(UVC)の3種類があります。
それぞれの特徴について、見ていきましょう。

A紫外線(UVA)の特徴

皮膚の弾力を失わせるのがこのA紫外線です。
短期間でダメージが目に見えることはありませんが、長期的に蓄積して少しずつ老化させていきます。
皮膚の奥、真皮にまで届いてシワ・たるみの原因となります。
オゾン層にあまり吸収されず、地表に到達する紫外線の99%はこのA紫外線だと言われています。
日焼けサロンで照射されているのは、主にこのA紫外線。

注意点は、冬、朝・夕といった時期、時間による差があまりないこと。
また、雲やガラスを通過するので家の中でも日常的に注意が必要なこと。
SPFテストでの測定はできません。

日焼け止めクリームでは「PA」をチェックすれば、A紫外線のカット効果が判別できます。

B紫外線(UVB)の特徴

日焼けの原因となるのがこのB紫外線です。
多くはオゾン層で吸収されていますが、地表まで到達しているものが私達の肌に影響を与えています。
皮膚の表面、表皮に作用してメラニン色素を生成させます。
これが日焼けになるわけです。
皮膚の奥までは浸透しませんが、強い影響を及ぼしてシミ・そばかすの原因となります。
また、皮膚がんの原因とされているのもこのB紫外線です。

ガラスにも一部吸収されます。
屋外では特に注意が必要です。
強いB紫外線は目にも大きなダメージを与えることが知られています。
スキーによく行く人なんかは、雪目対策などでゴーグルをすると思いますが、その他にも白内障など様々な疾患の原因になります。

日焼け止めクリームでは「SPF」をチェックすれば、B紫外線のカット効果が判別できます。

C紫外線(UVC)の特徴

物質に吸収されやすく、普通はオゾン層によって地表に到達することはありません。
しかし、強い殺菌作用を持っており、生体に対する破壊力は最も強いのがこのC紫外線です。
オゾン層が破壊された場合、最も怖いのがこのC紫外線なわけです。
強い殺菌作用があるため、C紫外線を利用する殺菌装置も存在しますが、取扱を間違えると被爆の危険性があるくらいの高エネルギーです。

基本的には気にしなくて良いですが、今後のオゾン層の変化によっては気にしなければならなくなるかもしれません。
そんな日は来てほしくないものです……。

紫外線は悪者なだけじゃない

このように、私達に様々なダメージを与える紫外線ですが、実は悪い効果ばかりではないのです。
殺菌消毒の効果がありますし、ビタミンDの生成にも欠かせません。
血行、新陳代謝の促進も紫外線を浴びることで行われますし、皮膚の抵抗力を高める作用もあります。
一部の皮膚疾患の治療に紫外線を利用することもあります。
ビタミンDが欠乏すると死んでしまうこともありますから、私達にとっては必要不可欠とも言えます。

ただし、必要以上に浴びすぎるとダメージを受けてしまいますので、注意が必要なのです。
適切な量を浴びる、と言われても難しいですが、真夏の炎天下だと浴びすぎる危険性は高いと言えそうです。

まとめ

最後に、それぞれの紫外線の特徴を表にまとめておきます。

紫外線の種類A紫外線(UVA)B紫外線(UVB)C紫外線(UVC)
地表への到達度ほとんどオゾン層に吸収されないため、かなり到達する多くはオゾン層に吸収されるが、地表にも到達しているオゾン層に守られていれば、地表には到達しない
皮膚への影響シワ・たるみの原因になる
短期間での変化は起きない
日焼け、シミ・そばかすの原因になる
短期間で変化する
到達しないので今のところ関係なし
日焼け止めクリームを買う時にチェックするポイントPAがUVAの対策で見るべきポイント
効果が高い PA++++ ⇔ PA+ 効果は低め
SPFがUVBの対策で見るべきポイント
効果が高い SPF100 ⇔ SPF25 効果は低め
注意点雲、ガラスも通過する
冬でも地表まで到達している
ガラスには一部吸収されているが、屋外では注意が必要オゾン層が破壊されたら注意すべき

紫外線対策のために日傘を使う人は、是非こちらの記事も参考に



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紫外線にも種類があるって知ってた?きちんと理解して正しい対策を!
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