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夏に限らず、紫外線や日差しから肌を守るのに役立つのが日傘です。
しかし、実は正しい差し方ができていないと、せっかく日傘を差していてもあまり意味がありません。
では、どんな差し方が正しいのでしょうか。
7つのポイントに注目して見ていきましょう。
この記事のもくじ
貴方にとっての日傘の役割とは?
まず、理解しておきたいのが日傘の役割です。
多くの人が紫外線対策として日傘を差していると思いますが、中には眩しいのを避けるために差しているという人もいるでしょう。
ここで説明しているのは、紫外線対策としての日傘の差し方です。
もし、貴方が日傘に求めているのが紫外線対策グッズとしての役割ではないなら、ここに書いている通りに差さなくても問題はありません。
ですが、紫外線対策に使っているのであれば、ここで説明しているように差したほうが紫外線対策の効果は高くなります。
実際、街中で日傘を差している人を見ると、紫外線対策としては全く意味のなさそうな差し方をしている人もいます。
正直言うと、日傘を差していると手がふさがるし邪魔だなと思うこともあります。
せっかくそんな思いをしながら日傘を差すのなら、きちんと紫外線対策の効果を得たいですよね。
ですから、どんな差し方をすると効果が高いのか、是非知っておいてください。
白VS黒、どっちがいいの?
日傘は黒が良い、白が良い、両方の意見が聞こえてきます。
黒の方が良いという意見のほうが多いような気もしますが、実際はどうなのでしょうか。
実は、白は意外に紫外線を通してしまうことが最近分かってきています。
テレビ番組などでテスト結果を見たことがある、という人もいるかもしれません。
素材が同じ場合、黒が最も紫外線カット率が高くなっているのです。
白はその次に来るのかな?と思うかもしれませんが、その次に来るのは黄色や青、赤です。
白はそれらの後になってしまいます。
また、地面などからの照り返しにも白は弱く、日傘の内側が白のものは良くありません。
せっかく上からの紫外線を日傘で防いでいるのに、下から反射してきた紫外線が日傘の内側の白でさらに反射し、自分の顔や腕などに当たってしまいます。
同じ理由で、内側が銀色のものも避けたほうが良いようです。
内側が銀色の日傘は時々見かけるので、気を付けたほうが良さそうですね……。
結論→白と黒なら黒の方が良い
正しい日傘の持ち方
日傘を差す時、1番大事とも言える持ち方です。
紫外線を気にするのであれば、深めに差すようにしましょう。
深めに、というのはできるだけ傘の部分を自分の体に近づける、ということです。
よく持ち手を握って高い位置に日傘を差している人がいますが、紫外線対策の効果が低くなるのでオススメしません。
日差しは意外と色々な方向から当たっています。
それを防ぐには、できるだけ傘を体に近付けた方が良いわけです。
ただし、傘のせいで周囲が見えないくらい深く差すのは危険ですので、ちゃんと周りが見える程度にしておきましょう。
前が見えずに歩いているのと同じことになってしまいます。
紫外線対策も大事ですが、自分が歩きにくくないというのが1番です。
日傘を差す時は向きにも注意!
持ち方が分かったら、次は向きにも気を付けましょう。
太陽は常に同じ方向にあるわけではありません。
しかも、自分が移動して向きを変えれば、自分から見た太陽の位置も変わります。
常に太陽がある方向に傘を向ける感覚で日傘を差します。
これは少し考えるとよく分かることなのですが、自分と太陽との間に傘がなければ日差しはモロに当たってしまいますよね。
それを防ぐために、太陽の位置を気にしながら日傘を差す、ということです。
とは言え、常に太陽の方を見て確認するというのも難しいので、地面を見て判断するようにしましょう。
自分の影がどうなっているか、ということで太陽の大体の位置を判別するわけです。
自分の影が伸びている方向と反対に太陽があります。
影が短い場合は、太陽が高くて真上に近いところにある、ということになります。
慣れれば、咄嗟に判断できるようになります。
日焼け止めと併用して効果アップ!
日傘を差していても、常に完璧に日差しから身を守れるわけではありません。
歩いていたり動いていたりしますし、外にいる以上はどんなに気を付けてみても、限界があるのです。
ですから、日焼け止めと併用することをオススメします。
日焼け止めを塗るのが面倒だから日傘を差しているのに、という人もいるかもしれません。
ですが、完璧を求めるなら両方使った方が良いです。
ちょっと数分歩いてコンビニに行くだけ、とかであれば日傘だけでも良いかもしれませんが、長時間外にいるのなら絶対併用をオススメしたいです。
日焼け止めと日傘の両方を使っていれば、そうそう日焼けすることもないですし、紫外線対策としてはかなりばっちりだと思います。
日傘を買い替えるタイミングって?
日傘を使う上で大事なのが、買い替えです。
特に、UVカット加工されている日傘には、寿命があるので気を付けなければなりません。
実はUVカットにも2種類あります。
この2種類です。
繊維自体がUVカット効果を持っているものは、摩擦や洗濯などによるUVカット効果の低下が少なく、長持ちします。
しかし、完成した布地などに加工を施すものは、摩擦や洗濯などによって効果がどんどん下がっていくのです。
商品タグなどをしっかり見れば判別できることもありますが、分からないこともあります。
効果が下がっていると感じたら、早めに買い替えた方が良いかもしれません。
ちなみに、一般的な製品だと2年から3年で買い替えた方が良いと言われています。
安い日傘であれば、毎年買い替えているという人もいるかもしれません。
ちょっと環境には優しくない気もします……。
日傘の選び方
日傘の差し方で大事なのが、まずどんな日傘を使うかということです。
どんなポイントに気を付けて日傘を選べばいいのでしょうか。
色、素材について
まず、色については先にご説明した通り黒が最も良いです。
ただ、黒は紫外線は防げても熱は防げないので暑く感じやすくなってしまいます。
素材を変えれば色を気にしなくても良くなるので、どうしても黒の日傘は嫌だという人は、素材で選んでみてください。
紫外線カット率が高いオススメの素材は、ポリエステルやビニロン、羊毛など。
逆に避けたほうが良いのは、ナイロン、アセテート、綿などです。
ところが、ポリエステルがカットするのはUV-Bだけで、UV-Aは通しやすいという話もあるので、悩ましいところ……。
素材も気にしたくない!という人は、UVカット加工されているものを選びましょう。
できるだけカット率が高いものを選ぶと安心です。
ちなみに、UVカット加工と遮光機能は別物なので、混同しないようにしてください。
遮光機能は、光を遮ってくれる機能というだけで、UVカットには特に関係ありません。
ポイント→一番ラクなのはUVカット加工されている日傘を選ぶこと
個人的なオススメ日傘はコレ
1番オススメしたいのは、日光アレルギーの人にも愛用されているというサンバリアの日傘。
しかし、お値段がそれなりにするのと、効果が高くて人気があるので売り切れが多く、入手しづらいという難点が。
そこで、代わりになるものがないか探してみました。
そこで見つけたのが、価格帯、日光アレルギーの人にも使われているという点では同じ、芦屋ロサブランの日傘です。
Amazon以外だと、日傘の取扱がないこともあるようですが、ネットで購入できるのは助かります。
デザインもこれ以外に色々ありますので、気になる方はチェックしてみてください。
ただ、こちらは1万円以上するので手が出しにくいのは同じ……。
きちんとメンテナンスしていれば、買い替えしなくても長く使えるという話もありますが、手軽なのが良いという人もいるかと思います。
万一なくした時に悲しいですしね…。
もう少し、手頃な価格だとこの辺りでしょうか。
柄がおとなしめなものが多いので、機能より可愛いのが良いという方には向かないかもしれません…。
日傘を差す時の注意!
最後に、とても大切なことを。
紫外線を防ぐためにはとても重要な日傘ですが、守ってほしいことがあります。
それは、人が多いところでは使わない、ということ。
私はUSJが好きでよく行きますが、夏に困るのが日傘を差したままの人です。
正直、周囲にめちゃくちゃ迷惑をかけてます。
日傘に限りませんが、傘は差している時は場所を取る上に危ないです。
冷静に考えてみてください。
目の高さに突起物がいくつも突き出しているんです。
自分の目に、日傘のコレが刺さったら?
失明してしまうかもしれませんよね。
そうならないように、周囲の人は避けなくてはいけませんし、怖いなと思いながらも貴方の近くから移動できないでいるかもしれません。
日焼けしたくない、その気持ちはすごく分かります。
私なんかは肌が弱いですし、色が白いので対策を怠ると、真夏なんて1日経たずに真っ赤になってしまいます。
でも、だからって他人に迷惑をかけて良いのか?
誰かに怪我をさせてしまうかもしれないことを、自分の「日焼けしたくない」という気持ちのために平気で行って良いのか。
それを考えると、人の多いところでは日傘を使うのは避けたいな、と思います。
どうか、日傘は凶器にもなりえるということを忘れないでいてください。
日傘を差す時は、自分以外の誰かのこともさりげなく気遣える、素敵な女性でいたいものです。
「アンケート/貴方の好きな海外ドラマは?」やってますので良ければご協力ください。 http://kunnecup.com/what-your-favorite-overseas-drama/
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