月夜のひまつぶし

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【 スーパーナチュラル】第1話 悪夢のはじまり/ローレンスからジェリコへ

投稿日:2018年5月30日 更新日: 閲覧数:364

【 スーパーナチュラル】第1話 悪夢のはじまり/ローレンスからジェリコへ

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

スーパーナチュラルのそれぞれのお話の中で、ディーンとサムがどんな地域で狩りをしていたのか、といったことを中心に、気になったことを調べたり推察したりして掘り下げていきたいと思います。
第1話では、何故彼らがハンターとして育てられたのかの理由が語られ、どんな風に狩りを行っているのかが分かるようなお話になっています。
書いた時点で私はシーズン10までは見終わっていますので、ネタバレはしていないつもりですが、心配な方はご注意くださいませ。

全てが始まった家、ウィンチェスター邸

第1話はパイロット版として作られているからか、スーパーナチュラルの根幹となる部分や方向性などが分かりやすくなっているように思います。
まず最初に、ウィンチェスター一家がこれから暮らしていくはずだった家が出てきます。
カンザス州ローレンスにあり、地図で見るとこの辺りとなります。

1983年11月2日、この家で全ての始まりとなる事件が起こるんですね。
この時、サムは生後半年ですから、サムが母親と過ごせた時間というのは本当に短かったんだなと分かります。
ディーンはサムの4歳上なので、少しは母親のことを覚えています。
そのせいもあるのか、ディーンとサムの母親に対する想い、家族に対する気持ちというのはかなり違っているように思います。
サムは普通の家族として過ごした記憶がないんですから、当然と言えば当然かもしれませんよね。
ディーンの方は幼い頃の記憶とは言え、両親と普通の家族として過ごした記憶があるんですから、根本的に違う部分があるのも仕方ないでしょう。

物語開始時のサムの状況

まずはサムが大学に通っている様子が出てきますが、彼が通うのはスタンフォード大学です。
カリフォルニア州のスタンフォードにあり、地図で見るとこの辺り。

ローレンスからはかなり離れています。
正式名称はリーランド・スタンフォード・ジュニア大学で、私立大学、校訓は「自由の風が吹く」だそうです。
設立は1891年で、かなり歴史のある大学と言えます。

今後もサムはスタンフォード大学に在籍している、ということで他の人から賢いのだなというイメージで見られる場面が多くありますが、実際にスタンフォード大学はかなり頭が良くないと入学できません。
2018年のイギリスタイムズ紙によれば、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学に次いでカリフォルニア工科大学と同率の世界第3位としてランキングされています。
有名なマサチューセッツ工科大学は5位でした。
大学のランキングは年によって変動しますが、2017年現在でも合格率は5%を切っていて、アメリカで最も入学が難しい大学です。
ちなみに、2005年の学位授与式、日本で言うところの卒業式ではスティーブ・ジョブズがスピーチしているそうなので、もしかしたらサムもそのスピーチを聴いたかも?
アメリカでのドラマ放送開始が2005年9月13日なので、当時はドラマを見ている人達の間で、そんな会話もあったのでは、と勝手に妄想してみると楽しいです。
もっとも、アメリカの大学での卒業式に卒業生以外がどれくらい参加できるのかは分かりませんが…。

とにかく、そんな良い大学に入って弁護士を目指して勉強する毎日を送り、ジェシカという美人な恋人もいたんですから、サムはかなりの勝ち組だったと言えそうです。

Simah / Pixabay

ディーンが狩りをしていた場所

ジョンが狩りをしに出かけている間、ディーンは別の場所で1人で狩りをしていたようです。
作中ではただ、ニューオーリンズで魔女狩りをしていたとだけ言っています。

地図で見るとこの辺り。
ニューオーリンズはルイジアナ州にあるんですね。

ここからサムのいる大学まで来たわけですが、位置関係を見ると途中で寄り道をしたように見えなくもないです。
それにしては距離がありますが、移動距離を全体的に考えると大した違いがないように思えてくるので、広い国というのは恐ろしいです。

初めて2人で狩りをした場所

勝ち組としてハロウィンを過ごしていたサムですが、ディーンがやってきて狩りに連れて行かれます。
そして私達が初めて見る2人の狩りが始まるわけですが、連れて行かれた先は、カリフォルニア州ジェリコ。

同じカリフォルニア州内ですが、大学から結構離れています。
もう少し拡大してルートも設定してみると、こんな感じです。

早くても5時間半くらいかかるようですね。

このジェリコという場所、ネットで調べてみてもどういう土地なのかさっぱり分かりません。
とりあえず、Googleさんにお力をお借りしてみて航空写真で見てみると…。

こんな感じで、何にもない感じのようです。
だから情報が見つからないのかもしれないですが、それならせめてジェリコのある地域について調べてみることにしました。
ジェリコがあるのはカリフォルニア州で、ゴールドラッシュで賑わった地域です。
ゴールドラッシュでは、1848年に始まってからしばらくの間、アメリカ国内だけでなく国外からも金を求めてカリフォルニア州に集まってきました。
今の米ドルの価値で数百億ドル相当の金が発見されたと言われており、一部の人達は莫大な富を手に入れたのです。
多くは資産が増えないままでしたが、ゴールドラッシュの影響はかなり大きく、カリフォルニア州の主な地域は小さな町から新興都市へと一気に成長していきました。
もちろん良いことばかりではなく、インディアン達との争いが起きたり、金の採掘によって環境汚染があったりもしました。

そんなカリフォルニア州のネバダ郡にあるのが、このジェリコです。
ネバダ郡の名前は鉱山の町であるネバダシティから来ています。
また、ネバダ郡の金に関連する産業は第二次大戦後まで反映し続けました。
カリフォルニア州にはゴールドラッシュで賑わった地域がいくつもありますが、ネバダはその中でも特徴的な点があると言えるでしょう。
ネバダ郡でたくさんの初めてがあったことも、その特徴の1つです。
ネバダ郡の主な初めては、以下の通り。

  • 世界初の長距離電話が敷かれた
  • カリフォルニア州の中で1番早い時期に電灯を灯した
  • 電子医療投薬機器が初めて開発、製造された
  • 初の商業生産可能なテレビ電話が開発された
  • 最初のテレビゲームが生まれた

そんなネバダ郡にある町、ジェリコが初めての狩りの場所だったわけです。
航空写真で見て分かる通り、スパナチュのドラマでも町という感じはなかったように思います。
作中、橋が出て来るのでどの辺りにあるものかと探してみましたが、分かりませんでした。
悪霊に襲われて行方不明となった青年トロイを探すためのチラシには、「Sylvania Bridgeの近く、Centennial Highwayで最後に目撃された」という趣旨のことが書かれていますが、Googleマップにも載っていないようでした。
もしかしたら架空のものなのかもしれませんが、ちょっと分かりません。
気になって周囲をストリートビューで探し回っていたら酔いました……。
ジェリコまであと11km(本来は恐らく7マイル)と書かれた標識を通り過ぎてからそんなに経っていないような感じだったので、その標識の近くではないかと思ったのですが。

今後へと続くラスト

第1話のラストは、まだ第1話なのにいきなり衝撃的です。
今後へと続くラストでもあり、サムがディーンと行動を共にする理由ともなっています。
ジョンを探すことも続けていきますが、次に向かうのは……。

詳しくは、第1話をご覧になっていただければと思います。
もうかなりの話数がありますから、今から見始めるのは大変そう、と思う方も多いかもしれませんが、ホラーが嫌いでなければ是非、とオススメしたいです。

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【 スーパーナチュラル】第1話 悪夢のはじまり/ローレンスからジェリコへ
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