月夜のひまつぶし

【スーパーナチュラル】第3話 水辺の恐怖/マニトック湖は実在するのか?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

原題は「Dead In The Water」です。
今回のディーンとサムはタイトル通り、水辺での事件について調べます。
日本でも水辺には霊が集まりやすい、なんて言いますので何かしら怖いものがいても不思議ではなさそうです。
若干のネタバレを含みますので、ネタバレに関して神経質な方はご注意くださいませ。

2人がいたモーテルのある町

ディーンとサムがいるらしい建物の看板から検索してみました。
まったく同じモーテルを突き止めるのは無理でしたが、とりあえず2人がいたのはワシントン州のリンウッドのようです。

地図で見ると、今回はまた随分と北西の端の方にいます。
シアトルの北にある町です。
ここにあるモーテルのダイナーらしき場所で、2人はこれからの方針について議論していたわけですね。
結局、ディーンの提案に乗ってウィスコンシン州へ向かうことになります。
経路を検索してみるとこんな感じ。

めちゃくちゃ遠いです。
ぶっ続けで運転はきついですし、交代したとしても2日くらいかかりそうですよね……。

マニトック湖は実在しない?

今回はマニトック湖が舞台となるわけですが、実在しないのか本当に干上がってなくなってしまったのか、検索しても見つかりませんでした。
とりあえず、ウィスコンシン州は地図だとこの辺り。
冒頭でディーンとサムがいた場所からは、かなり離れているというかもうアメリカを半分くらいは横断していますよね。

ウィスコンシン州には湖が多く、五大湖であるミシガン湖とスペリオル湖に面しています。
しかし、マニトック湖は見つかりません。
検索して出てこないだけで見つからない、と諦めるのも悔しいので色々と考察してみます。
まず、「100mくらい先で溺れた」と岸で見ていたらしい被害者のお兄さんが言っているので、マニトック湖はそれなりに大きな湖なのではと思います。
実際、ドラマの中で見た感じでも結構な大きさがありそうでした。
さらに手がかりを探してドラマを見てみましょう。

スーパーナチュラル シーズン1第3話より

すると、こんなものが出てきました。
こちらは、町から出ようとインパラに乗って移動する2人の前にあった標識です。
ここから考えるとマニトック湖はウィスコンシン州の中心より東側にあるのでは、と推測されます。
ミルウォーキーはウィスコンシン州で最大の都市で、州の南東にあります。

ウィスコンシン州だけを拡大してみると、こんな感じです。
標識が示している方向、道路が何号線かというのを見て推測すると、2人がいたのは州の東ではないかと考えられるのです。
さらに、ミルウォーキーへ行くには左折しなければならないというのが分かるので、ミルウォーキーより北にあるのではと考えてみました。
地図を拡大して探してみた結果、「マニトウォク」あるいは「マニトワック」という町がありました。
読みについてはばらけているようなので、どちらが正しいのかまでは分かりません。

ミルウォーキーとの位置関係が分かるようにしてみると、こんな感じになります。
名前が近いので、この辺りがモデルなのかなと考えたのですが、この町には湖がありません。
町の中にはありませんが、すぐ近くにシルバー湖という大きめの湖がありますが、それくらいです。
それ以外にも湖のようなものは地図上に見られるんですが、名前も何もないですし「岸から100m先で溺れる」ことが可能そうなところはありません。
アメリカでは個人宅にもプールがあることが多い印象ですし、もしかしたら小さい湖のようなものはそういうプールなのかもしれません。

ここまでは何とか考えましたが、ここから先は難しそうです。
やはり、マニトック湖は実在しないのでしょうか?

今回のストーリーについて

タイトル通り、今回は水辺で次々と人が行方不明になったり亡くなったりしています。
水は私達人間が生きていくのに必須のものではありますが、水の中で呼吸できるわけでも何でもない私達にとっては、時に恐怖すべきものにもなりえます。
洗面器一杯の水があれば、人は溺死すると言われるくらいです。
そんな水がたくさんある湖の中に、何かが潜んでいて人を襲っているらしい──。
それだけでも、なかなかに恐怖心を煽ります。

とりあえず、2人は地元の保安官に話を聞きます。
そこにたまたま来ていた保安官の娘、アンドレア。
ディーンはすぐさま彼女を口説こうとしますが、彼はアンドレアが子持ちでも特に気にしてませんよね。
一箇所に留まることが少ないですから、完全にその場限りの遊び相手なのではと思います。
ディーンって、こういうところ軽いというかチャラいというか。
それはともかく、アンドレア役のエイミー・アッカーはパーソン・オブ・インタレストでルート役を演じています。
スーパーナチュラルの方が古いので、若く見えますね。
彼女は「エンジェル」というドラマで有名になったそうです。
実はこの「エンジェル」って私が昔見ていた「バフィー〜恋する十字架〜」のスピンオフ作品らしく、密かにすごく気になっています。

少し脱線してしまいましたが、話を戻しましょう。
最初はネッシーでもいるのでは、なんて冗談も聞かれましたが事件が続くので、徐々に事態は深刻になっていきます。
人を襲っているモノを突き止め、事件を解決しようと奔走する2人。
結局、事件の真相はとても悲しいものでした。
保安官には色々と言いたいことがあります。
とにかく今回は、無事に解決できて良かったです。
被害者の大部分が、とばっちりのようなものでしたから。
それと、アンドレアの息子ルーカスが頑張っていましたね。
ディーンは子供が好きじゃないなんてサムに言われていましたが、意外と良い父親になるのではと思わされたエピソードでした。

どうでもいいことではありますが、公園でルーカスと話しているディーンを見ていて、「まつげすごい」と思ってしまいました。
まつげのボリュームアップのために、四苦八苦している世の女性が見たら羨ましがるのでは……。

ちょっと気付いたこと

大したことではないのですが、2人が乗っている車、インパラについて。

スーパーナチュラル シーズン1第3話より

画像の通り、ナンバープレートがついているわけですが、「Kansas」とあるのが見えます。
アメリカのナンバープレートも日本のような制度になっているのだとしたら、2人もしくはジョンの戸籍は今もカンザス州にあるということになるのではないでしょうか。
メアリーが亡くなり、家も火事にあっているので、そのまま住んでいるとは思えません。
特に戸籍を動かしていないだけなのかもしれませんが、少しだけ気になったのでした。

「住んでいる」なんて書きましたが、そもそもこの一家はいま家を持っているのかが疑問でもあります。
サムは少し前まで別のところで大学に通いながら暮らしていたのでともかくとして、ジョンとディーンに関してはずっとあちこちを転々としているので、家なんて持っていないかもしれませんよね。

何はともあれ、今回も彼らは事件を解決してKansasと書かれたナンバープレートのついたインパラで、次の町へと向かうのでした。

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