月夜のひまつぶし

マンマ・ミーア!/エーゲ海とABBAの楽曲が楽しめる1本

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2018年7月20日にアメリカで続編となる「マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー」が公開予定ということで、タイミングも良いのでご紹介です。
日本では2018年8月24日公開予定なので、事前に見ておくとより楽しめるかもしれません。
ネタバレありのあらすじ、感想はたたんでますので平気な方だけどうぞ。

「マンマ・ミーア!」の作品概要

あらすじ

ギリシャの小さな島でホテルを経営しているドナ。
彼女の娘、ソフィはもうすぐ結婚式。
ソフィは自分の父親が誰なのか知らない。
けれど、ソフィは結婚式で父親と一緒にヴァージン・ロードを歩きたかった。
偶然見付けた母親ドナの日記をこっそり読み、父親かもしれない男性の名前を知ったソフィ。
ただ父親候補は3人いて……!?


ドナの旧友ロージーとターニャ、ソフィの父親候補のサム、ハリー、ビルそれぞれが結構濃いキャラをしています。
日本だとありえないようなストーリーですが、海外だとそんなこともあるのかなぁ、という感じ。
ドナはサムと一夜をともにした後、彼に婚約者がいると聞かされて捨てられたと思ってしまいます。
その後、ハリーやビルとも一夜をともにしましたが二人共すぐにドナの元を去ってしまいました。
ソフィを妊娠していることがわかると、ドナは母親に家を追い出されて苦労したようです。
それでもソフィを立派に育て上げ、結婚式まであと少しという時に、ドナに内緒で父親候補の3人を式に招待してしまったソフィ。
3人とも来てしまい、それぞれがソフィの父親は自分だと思い込んでしまったから、さあ大変。

混乱したソフィは式の前夜に行われたパーティーで倒れてしまい、ドナはソフィをひたすら心配して気遣います。
結局、ソフィは父親なんていなくていい、ドナと一緒にヴァージン・ロードを歩くと決めました。
そして結婚式が始まり、教会で誓いの言葉の前に神父が挨拶しようとするとドナがその前にと挨拶を始め、父親候補3人が割り込んで式も大混乱。
そこで分かったのが、ドナはサムに捨てられたと勘違いしてしまっただけで、実はサムは婚約を解消してすぐにドナを迎えに来たという……。
急いで結婚することない、と言い出すソフィの代わりとばかりに、サムがドナにプロポーズします。
ドナの返事は、ぜひ本編で確かめてみてください。

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作品の概要

監督 フィリダ・ロイド
脚本 キャサリン・ジョンソン
出演 メリル・ストリープ
ピアース・ブロスナン
コリン・ファース
ステッラン・スカーシュゴード
ジュリー・ウォルターズ
クリスティーン・バランスキー
アマンダ・セイフライド
ドミニク・クーパー
公開 イギリス 2008年7月10日
アメリカ 2008年7月18日
日本 2009年1月30日
上映時間 108分
制作 イギリス
アメリカ
続編 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

ソフィ(アマンダ・セイフライド)の結婚相手であるスカイを演じているドミニク・クーパーは現在、ドラマ「プリーチャー」の主人公ジェシーを演じています。
2人はこの作品での共演がきっかけで交際に発展しましたが、2010年に破局しました。
それにしても、ドミニク・クーパーは随分見た目の印象が変わった気がします…。
プリーチャーでの役が役だからかもしれませんが。

また、ドナ(メリル・ストリープ)の旧友ターニャを演じているクリスティーン・バランスキーは現在、ドラマ「The Good Fight」でゲーム・オブ・スローンズのイグリット役、ローズ・レスリーと共演しています。
そして、ABBAの元メンバーがカメオ出演しているので、ファンの方は是非探してみてください。

作中の島は架空の島、という設定ではありますが、ロケ地となったのはギリシャのスコペロス島です。
ソフィの結婚式が行われる教会には、アギオス・イオアンニス教会が使われています。

感想

ABBAの楽曲をベースとして作られたミュージカルが元です。
そう、元々は映画のために作られたお話ではないんですね。
私も初めて見たのは劇団四季のミュージカルで、でした。
映画では歌手ではない女優さんや俳優さんが演じているので、歌唱力が気になるという人もいるみたいですが、個人的にはこれはこれでいいと思います。
細かいことは気にせず、ABBAの曲とエーゲ海の美しい景色を楽しんで欲しいです。
ストーリーは、人によって受け入れられないこともあるようですが、私は好きです。
ちょっと不思議に思う部分もなくはないですが、日本の文化とは違うところも多いでしょうから。

何より、ソフィが可愛いんですよね。
父親が誰なのか知らないから、知りたい。
その気持ちはよく分かります。
だからと言って、母親の日記を勝手に読むのはどうかなとは思いますが……。
3人も候補がいて、ソフィも驚いたんじゃないでしょうか。

あと、メリル・ストリープが元気な中年女性を演じていて、全体的に明るい雰囲気なのがいいです。
一応コメディらしいので、父親候補が3人いるという設定の割には重くはなっていないかなと思います。
ギリシャに行ってみたくなる映画だと思います。

ちなみに、もうすぐ公開予定の続編では、この映画の10年後のソフィ達の様子、そしてドナの過去のロマンスについてが明らかになるそうです。
ソフィ達がどうなっているのか、気になるところですよね。
そして、ABBAが活躍していたのはもう結構前ですが、名曲ばかりなので今でも日本のテレビでBGMとして使われていることも多いです。
ABBAは知らなくても、「この曲聞いたことある」というのが1つはあるんじゃないでしょうか。
次回作も、もちろんABBAの楽曲が使われるそうなので、ファンの方には楽しみな作品だと思います。


ラストシーンで、サムにプロポーズされるドナですが、そのシーンがとても印象的です。
最後まで見ると、何というか結婚に対するイメージが少し変わりますね。
エーゲ海に浮かぶ島にある教会で結婚式、なんて日本の女性は結構憧れるんじゃないでしょうか。

また、ターニャが島の若い青年と何かあったようですが、その前後のシーンも結構好きです。
子供扱いするターニャと、そんなターニャに熱い眼差しを注ぐ青年。
この後どうなったんでしょうね。
気になります。

続編では、ソフィとスカイのその後も分かるでしょうから、結構楽しみにしています。
幸せになっているといいなと思います。

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